泣き言はいわない 山本周五郎

生きる意味を学べる本
泣き言はいわない 山本周五郎

著者 山本周五郎
著者のプロフィール
本名:清水 三十六(しみず さとむ)
質店の徒弟、雑誌記者などを経て文壇に登場。
山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続け、庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られています。特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。

山本周五郎 

画像出典元: 産経ニュース

本の概要

過去の作品の中からテーマ別に分けられた名言集

私の感想及び批評

この書籍を読み、身体障害者となり、還暦を迎えた私の心に突き刺さる感涙し、勇気づけらた名言!

  • 人間の一生には晴れた日も嵐の日もあります、どんなに苦しい悲惨な状態も、そのまま永遠に続くということはありません
  • 人はときによって、いつも自分の好むようには生きられない。ときには自分の望ましくないことにも全力を尽くさなければならないことがあるものだ
  • 人間は絶望し絶望から脱け出るたびに高められる
  • 人間は調子のいいときは、自分のことしか考えないものだ。自分に不運が回ってきて、人にも世間にも捨てられ、その日その日の苦労をするようになると、はじめて他人のことも考え、見るもの聞くものが身にしみるようになる
  • 男が仕事をする場合に、たのむのはおのれのちから一つだ、少しでも他に頼む気持が動いたら、仕事の形は出来ても魂がぬけてしまう
  • 人間は生まれてきてなにごとかをし、そして死んでゆく、だがその人間のしたこと、しようと心がけたことは残る、いま眼に見えることだけで判断をしてはいけない、辛抱だ、辛抱することだ、人間のしなけらばならないことは辛抱だけだ
  • 自分が苦しいときは他人も苦しいということ。その苦境は永続的なものではなく、いつか好転するということをなぜ考えられないのだろう。三食を一食にしても切抜けてやろう、というねばり強さがなければ、人間生活とは言えないのではないか
  • 世間には表と裏がある、どんなきれい事にみえる物だって、裏を返せばいやらしい仕掛けのないものは稀だ、それが世間ていうもんだし、その世間で生きてゆく以上、眼をつぶるものには眼をつぶるくらいの、おとなの肚がなくちゃならない
  • 人間のすることにはいろいろな面がある。暇に見えて効果のある仕事もあり、徒労のようにみえながら、それを持続し積み重ねることによって効果のあらわれる仕事もある

投稿者プロフィール

岡下 俊介
岡下 俊介セブンシーズネット代表
関西大学工学部卒業
京都の株式会社日本LCAで経営コンサルタントを経験
株式会社IVPを経て自らIT企業(有限会社セブンシーズネット)を立ち上げ起業するが、その後脳出血で会社は廃業同時に半身不随の障害者となり、
約10年間、障害者雇用で職を転々とする。
10年後の2022年3月に銀座コーチングスクール認定コーチに合格
2022年4月からコーチングビジネス活動スタート、
現在、プロコーチとしてエグゼクティブコーチングからパーソナルコーチングまで幅広い分野でコーチとして活躍中
コーチの紹介ページ
銀座コーチングスクール認定コーチ
フリーランス(個人事業主岡下俊介)としてのホームページ
セブンシーズネット岡下俊介
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